四柱推命で運勢を鑑定するには、その人の命式を作成しなければなりません。命式は字のごとく命の式であり鑑定する基になるものです。万年暦を参照していただき鑑定したい人の生年月日を干支におきかえましょう。ここでの注意点は年の変わり目は1月1日ではなく2月の節入です。したがって2月の節入日時前で生れたなら前年度の干支になります。月も同様1日ではなく節入日時が変わり目となるのです。
例)
図 1
昭和20年11月2日生まれの推命太郎さんの命式です。
生 年(昭和20年) → 乙 酉
生 月(11月) → 丁 亥ですが太郎さんの生まれ日は2日で、11月
の節入りは8日、3時35分より前ですので、前月
の干支すなわち丙 戌になります。
生 日(2日) → 乙 亥(生日の干を日干<にっかん>と呼ぶ)
宿命星の天干、地支の五行の個数を数えます。日干(にっかん)は自分自身を表わします。自分自身の五行から順に各五行の個数を出してみましょう。太郎さんの日干は乙、五行は木ですから
になります。
宿命星の出し方
図 2
補助星の出し方
十 二 支 運 早 見 表
図 3
蔵干とは地支に含まれている干のことです。
月 律 分 野 蔵 干 表
図 4
たとえば辰(陽土)の場合、図4の月律分野蔵干表を見れば
節入日から9日3時間までは …………………… 乙(陰木)
節入後9日3時間より3日1時間までは ……… 癸(陰水)
残りの18日6時間までは ……………………… 戌(陽土)
となるのです。辰(土)の中にも木・水・土といった五行があると考えて下さい。
太郎さんの場合、月支は戌(10月)ですので10月の節入(万年暦)9日0時50分から図4律分野蔵干表観れば
地 支 蔵 干
酉 → 辛
戌 → 戊
亥 → 壬
辰 → 戊
となります。
次回は命式の見方を勉強しましょう。