フォーチュンを開発された瀧本才功先生に占いの概念、また皆さんが疑問を抱いていることを
質疑応答形式でお伺いした内容であります。
聞き手:フリーライター 大村 優子
まず皆さんが興味のある質問になりますが、相性についてお尋ねします。
特に一生のパートナーになる相手との相性は誰もが気になると思いますが、相性が悪ければ離婚する確立は高いということでしょうか。
相性度が低いと確かに離婚率も高いようです。
相性という意味を辞書で引くと「生年月日からその五行の相生(そうじょう)、相剋(そうこく)で判断して男女の性格が合うかどうかということ」とあります。
まず自分と相手の生年月日から、それぞれのよい五行、悪い五行を見出すことからはじまります。
よい五行が相手側に多くあり、悪い五行が少なければ相性度が高く、逆であれば相性度が低いと言えるのです。
したがって相性がよい、悪いといった単純なものではなく、自分から何点、相手側から見て何点と判断していくのです。
相性にも損得があり相性度が低いということは余計なエネルギーを使ったり、損する立場にまわってしまうということです。
相性度が低いと確かに離婚率も高いようです。
相性は男女の間だけのものではないですよね。
もちろん男女の間だけのものではないです。
もちろん男女だけではなく、主従関係、仕事関係、親子関係、友達関係等々自分に関わる人との関係をみていけばよいのです。
気の合う人はほぼ間違いなく自分のほしい五行があり、どうも合わないと感じる人は自分にとってよくない五行があるといってよいでしょう。
合わない人でも事前にその人の宿命、気質、機運を知っていれば何も知らないより対応策がたてられ楽な展開にもっていけるのです。
的中率が群を抜いて高いと言われる「四柱推命」と他の占い術との違いを教えてください。
「四柱推命」はやる度に結果が異なる占いとは違います。
八卦やタロットのようにやる度に結果が異なる占いと違い、「四柱推命」は学問なのです。
個々の生まれ持った宿命、大局的な運、年運、月運、日々の盛衰まで解き明かすことができるのは「四柱推命」をさしおいて、他の占術に求めることはできないでしょう。
正直申し上げますと私も占いが好きで、よくあたると聞けば遠くまで足をのばしたものです。その中に「四柱推命」で鑑定してもらったこともあります、しかし、先生によっては鑑定内容が異なっていたように思います。それはなぜでしょう。
「四柱推命学」をマスターするには数年かかるかもしれません。
先ほど言いましたように「四柱推命」は学問です。
誰が鑑定しても同じ結果が出てくるものです。しかし現実は違うようです。
「四柱推命学」をマスターするには数年、奥義を会得するには十数年かかるかも知れません。推命の真髄を極める前に挫折する人や、学問の奥の深さに迷い足踏みしている人も多くみかけます。
逆にお聞きしますが、その先生方は「四柱推命」のほかに別の占術も掲げていなかったですか。
確かに他の占術もありました。どれで鑑定しましょうかと聞かれたこともありました。あたるもので宜しくと言ったら、どの占術でも同じ答えが出てくるとも言われました。
自信のなさをかえって露呈しているとしか言いようがないですね。
どうしようもないですね(笑)
「四柱推命」の看板を掲げているのに、ほかにも沢山占術を並べていること自体おかしいことで、自信のなさをかえって露呈しているとしか言いようがないですね。
四柱推命は生年月日、生まれ時の四つの柱で鑑定するのですから、双子の場合はどのように考えればよいのでしょうか。
性別が同じで時間がまたがらない双子の方はまったく同じ運勢になります。
推命では双子が子宮内で栄養やスペースの取り合いをするだけでなく運命も二人で取り合っているとされています。
片方がすごくよくなれば、一方はあまりよくない機運にあると言われているのです。
双子には遠く離れていてもテレパシーのようなもので感じとったり、別々に育てられながら異性の好みや職業が一緒だったり神秘的なつながりがあるようです。
以前テレビで、有名占い師にホームレスの人を鑑定させるといった企画で、風体を見るなり、くさす、そしる、悪く言うばかりでした。後日、高級品を身に付けお金持ち風に変装させてから、再び同じ占い師に鑑定をさせたら、やたら褒めちぎってるのです。
占術家にも何となくレベルの差があるのはお分かりでしょう。
根本的なところで分ければ鑑定士と占い師に分けることができるのです。
鑑定士は学問に基づいて鑑定をする人であり、後者の人は自分の人生経験や賢者の格言を巧みに引用しながら、生き方や考え方を冗舌に論説するといった人なのです。
先ほど話のあった有名占い師も学問的に確たるものをもたなく、地位や服装の見た目で判断している方なのでしょう。
占い師の方にも、なにかにつけしかりつける説教型の人やひたすら聞き役にまあるセラピー型にわかれるそうですが、人生相談役として役に立っているとしたら、それはそれで存在意義があるのかも知れませんが。
論外なのは宗教的な話まで結び付けていく人もいるということです。
街でみかける易者さんを始め、占いの館みたいなところ、また有名占い師と占い料金が違うようですが、一般的な料金の基準はあるのでしょうか。
基準はありません。
千円から数十万と千差万別です。
私の嫌いな料金形態は質問する度に料金があがっていくシステムです。
確かにいろいろ伝えるのに時間は費やします。だからといって時間×金額で割り切ってしまえば鑑定家の使命を失ってしまうのではないかと思うからです。
私もコンピュータシステム化するまでは鑑定価格はお一人様3万円を頂いておりました。
鑑定する人の説明内容を一人40〜50分かけ前日までに準備していました。
当日の説明が1時間、合わせてざっと2時間位費やしたと思います。
一日5、6人も鑑定すればぐったりしたものです。
鑑定価格に見合うだけの内容だったと自負はしておりました。
何千円で鑑定している方のほとんどは、勉強中のお弟子さんでしょう。
手さぐりの知識で実践を重ねているのです。
有能な先生は自分に投資した分、少々鑑定価格は高くなっていくかもしれません。
かと言って有名だから有能とは限りません。
その人の人格をみて、また当たるという評判を聞いて選ぶことがよいかもしれないですね。
お遊びではなく本当に自分の運勢を知りたければ、それなりの鑑定価格が必要となってくるのですね。根本的なことをお聞きしますが自分の宿命や運勢を知ることができたとして、それによって人生をより良き方向に変えることができるのでしょうか。
自分の人生の指針があるかないかでは大きな違いがでてくるでしょう。
宿命とは生まれた時に決まっているもの、例えば親であり生まれ持った器量などがあげられます。
すでにこの時点で個々に運の強さには差があると言えます。
この宿命に巡る機運がからんでくるのです。
その時々の分岐点でどちらを選ぶか、また努力するかで運命は変わってくるのです。
グッドタイミングこそ成功、幸せのカギだと分かっていても、それがいつなのか分からないとむやみやたらに頑張っているだけではよい結果を得ることはできません。
チャンスの多い人、少ない人、個々に運勢が違うのだから、よくある誰もが皆同じバイオリズムになるような運勢鑑定になるのはおかしいことなのです。
漁師の方が天気予報を気にするように自分の人生に羅針盤があるかないかでは大きな違いがでてくるでしょう。
昨今、コンピュータ占いも増えてまいりましたが、先生からみてこの傾向をどのように思われますか。
大賛成です。
プロの専門家と言っても人間がやること、ベテランの先生であっても特殊な命式(鑑定する上での基本的な情報)を見逃したり、単純なミスをおかして、そのまま気づかず鑑定してしまうといったことも少なくないのです。
ただし「四柱推命」のような複雑難解な学問をコンピュータ化するには推命学とコンピュータの両域に精通した者が自ら創り上げなければ、まず完全なものができないと断言しておきます。
私もフォーチュンのファンになったひとりでありますが、先生から最後にフォーチュンの特性を改めてお話下さい。
ありがとうございます。フォーチュンは私が易学の鑑定家として精魂を込めて創り上げた本格的運勢鑑定表であります。
占いという言葉で十葉一把でくくられる世界に一石を投じることができたのではないかと思っております。
嬉しいことに生涯運からご縁ができ一年運ダイアリーの継続率が9割近くあるということです。
ご購入の方から欠かせない存在になったというお言葉もいただいており、仕事冥利につきる次第であります。
これからも人に役立つものを創ることを使命とし精進していくことをお約束させていただきます。
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