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元命鑑定法の迷学



山崎直子地球を238周、15日間の宇宙生活を終え、4月21日、無事帰還した。スペースシャトルは同年限りでの退役が決定しており、最後のスペースシャトル搭乗者となる。「美しい地球で、こうして地球の自然を感じることができてうれしく思います。みなさまに感謝を申し上げたい」と笑顔でコメント。向井千秋さんにつぐ日本人としては2人目の女性宇宙飛行士の偉業である。運勢的にどのような運勢をもつ人物か検証してみた。










山崎直子命式残念ながら「フォーチュン四柱推命運勢鑑定表」では【あなたの場合、生まれ時がわからなけれは詳しい判断ができません】とありました。テレビの情熱大陸という番組では結婚生活には様々障壁が立ちふさがり、2007年には離婚調停まで至ったという。そのようなことから生れ時を予測することはできるが、絶対とはいいきれない。他の先生方の鑑定を検索してみると、正直いって、いい加減な鑑定をしていると思いました。
例えば
日干「辛かのと」は貴金属を意味し、品良くデリケート。 色白の美人も多いです。
元命「食神しょくしん」は衣食住の神を意味し、生活に困らない暗示があります。 家庭的で性格の良い女性が多くおすすめです。大過してるとだらしないですが…
現在大運の申と運命式の巳に合象が出ています。 そして年運では元命を強くしてくれる「劫財ごうざい」が巡りますが、本来は妻の地位に異常あり。妻がその地位を放棄しかねない年回りですが、この夫婦に限っては吉作用(笑
まさに今年は夫との夢叶う年。それから辛丙の合象が後押しして夫婦仲は元々良いし、いいことづくめ。すごいミラクルですね。まさかだけど・・・宇宙飛行士って占いで運の良い人を決めてるかな?(笑
とあった。
誰が日干「辛かのと」だと色白の美人が多いと統計をとったのでしょう。直接的に何千人と鑑定してきましたが、そんな結果はでていません。黒人で日干「辛かのと」の人はどうなるのでしょうかね。夫の大地さんは日干「壬みずのえ」で五行水が大過しています。直子さんの生まれ時によっては五行金が大過すれば相性は悪くなります。夫婦仲は元々良いし、いいことづくめ。 すごいミラクルですね。の根拠はどこから導きだされているのでしょうか。もはや鑑定ではなく、結果、画をみて、声優みたいに声をふきこんでいるとしかいいようがありません。宇宙飛行士の人は犠牲を伴うだけ一般の人より離婚率は高いのです。宇宙飛行士って占いで運の良い人を決めてるかな?(笑 については打ち上げ失敗で亡くなった人はどうなるのでしょう。能天気な占いはやめてほしいものです。
今回、解説したいのは『月支元命』のことである。市販の書などでは月支に何か「重要な神」があるように解説して、「格と用神」を定め鑑定すると説くものがある。これらの書に共通することは例題にあげられているものは何となく理解できるが、他のケースにあてはめて紐解こうとすると疑問だらけ、いくらその書を読み返しても解決できない。迷路から抜け出せなくものばかりである。はっきり申し上げて明らかに四柱推命学の本道からはずれた迷学の教えであり。歴史的にも四柱推命学が日本に伝わったとされる書物にはそのような記述はいっさいありません。このような鑑定法のブログを読みましたら、その先生曰く印綬格の男性は、正財が正妻の星、その正財を印綬はもっとも恐れ嫌います。正妻からみれば、この印綬は姑となります。そして、劫財は夫の姉妹となり、正妻からみれば小姑となります。劫財は印綬の救神で、小姑が正妻に対抗する構図はとても現実的です。通変星の象意はまさに人事の妙を言い得ています。印綬格に限らず、あらゆる格式で印綬はひとつはほしい星であり、とくに身弱の命は、砂漠のオアシスのように生命の活力の源となる有徳の因子となります。ともっともらしいことを述べておられます。まあ、わかったようななわからない話です。一般的に嫁と姑は不仲なのところが多いだけに、このように見立てをすると当たっていると妙に納得されてしまうのです。針が止まっている時計でも一日に2回合うように、たまたま当たってしまうことがあるから偽の鑑定法も生き残ってしまうのです。そもそも元命を基に鑑定するならば、生れ時は必要なく、普通に考えても四柱推命学の本道からはずれていると認識すべきです。もし正統な四柱推命をお知りになりたいなら『日干』『月支元命』『単純な通変星での見方』『十二運』で看る、という悪書をお持ちなら、全てすててしまうことです。五行の数、おもみ、宿命星の数、陰陽をみて全体の五行のバランスから運命を推理、解明していける超科学的学問であります。鑑定士に「あなたの場合は生れ時が必要です、生れ時が分からないと詳しい鑑定ができない」と言われたら、その先生は本物です。そんな場面に遭遇した方がいらっしゃったら、ぜひご一報下さい。

コメント

私が教え受けた師は学者タイプで四柱推命学の歴史から技法までよく研究され、易学家のなかでも物知りで一目おかれていた。著書をだすわけでもなく、教えることはあっても弟子を取る様子もなかったのです。ひょんなことから意気投合して弟子にしてやると約束していただいた。一週間に2日マンツーマンで教えていただくのだが、私が質問して、それに答えるという形式だから、推命の書物を読みあさったものだ。ところが私も悪書を読んでいたものたから「元命」について質問すると、関係ない、無視してよいと答えるだけであった。有能な先生の弟子にしてもらったと皆から羨ましがられたが、本当にそうなのかと疑心を抱くこともあった。ただこの師は酒が好きだ、トコトンまで飲むタイプである。酒を口にして30分過ぎた頃から達弁となる、あらかじめ質問しようと思った話にもっていくと、あふれるような知識で納得できるように説明してくれる、毎回、もって40分程度で単なる酔っ払いに変貌するが、本当に貴重な時間であった。週に2日の教えはとりやめ、食事、スナックが教えてもらうコースにした。飲んだ回数は200や300は優に超えいると思う。何十回飲んだ頃から、この御仁は本物だと確信した。その教えのおかげで「フォーチュン」を創ることができたといってもよい。ある日、その師が会社にやってこられ息子の鑑定を頼むとおっしゃられた。畏れ多いと断ったが、フォーチュンはグラフや文章で説明しているので分かりやすいと言われたので、喜んで鑑定させていただいた。後であの貴重な時間帯で息子に弟子が作ったものをみせたかったと語ってくださった。