宮里藍がノリにノっている。6月20、早くも今季、米国ツアー4勝目を飾り、前日に迎えた25歳の誕生日に花を添えた。しかし、ここまでくるには大きな苦難があったという。では運気的にどのような流にあったのか「フォーチュン四柱推命運勢鑑定表」をもって検証してみた。
比劫タイプです。命式をみれば年柱、月柱、日柱とも蔵干宿命星が比肩星です。身長を比べるのに負けず嫌いな子は肩をいからせ少しでも背を高くみせようとするといった様子からつけられた名称です。蔵(蔵干)にありますから、表目にはでなくとも、内(蔵)には、負けず嫌い資質が潜んでいると言えるのです。
2004年11月の「エリエールレディスオープン」で優勝し、年間獲得賞金額が1億円を突破。日本女子ツアーでは不動裕理以来2人目の快挙を達成した。この年賞金女王は逃したが、ツアー5勝を挙げ、賞金ランキング2位に入る。2004年日本プロスポーツ大賞新人賞を受賞する。男子も含めゴルフ人気は長く低迷していたが、女子プロゴルフ界のニュー・ヒロインとして注目され、テレビ中継の視聴率が10%を超えるなどゴルフ人気の復活に貢献した。
2005年10月に開かれた日本女子オープンゴルフ選手権競技において優勝、史上最年少の20歳3か月でのツアー通算10勝、並びに同大会史上最年少優勝も獲得した。この大会の最終日、2005年10月2日は「藍ちゃん人気」も手伝ってギャラリー数が史上初めて2万人を超え、また大会全体でも4万人の大観衆を集めた。この後も10月末の「樋口久子IDC大塚家具レディス」に勝ち、11月の「エリエールレディスオープン」大会2連覇も達成している。まさに誰もが認める人気と実力を兼ね備えた存在になった。
2006年度からロサンゼルスを拠点に、米国ツアーを主戦場にした宮里であったが、この頃からこれまでにない不振に陥ってしまう。2007年度は連続5回予選落ち(うち、1回は棄権)するなど、泣かず飛ばずの成績に終始する。
2008年度は絶不調、上田桃子、古閑美保、横峯さくらと次々と若手が頭角を現しくるにつれ、やや存在感が薄くなった時期になる。
2009年度7月26日にフランスで開催されたエビアン・マスターズでLPGAツアー初優勝を果たした。気運の味方がないときに、この快挙。年が明ければ5年ぶりに旺盛運がめぐる。どのような展開になるのだろうかと注目していた。
2010年、シリーズ半ばながら、日本人初、世界ランキングで1位に浮上する。
コメント
それにしても、すばらしい、すごいの言葉に尽きる。資源がない日本国は、まともに戦えないハンディーがある。スポーツ競技でも国内で圧倒的な強をみせても、世界が相手となると体格、体のつくりが大きな壁となって立ちはだかる。ゴルフは直接、体と体でぶつかる競技ではないが、体の大きさで飛距離は当然ちがってくる。それが身長155cmの女の子がトップになるんだから、すばらしい、すごいの他に絶賛する言葉があれば教えてほしい。昨年の暮れ、テレビで宮里藍さんのドキュメンタリーを放映していた。米国ツアーへの参戦にあたり正確性と飛距離をもう一歩上をめざしすため、スイング改造を図ったが、これが裏目となり、本来のスイングもできなくなり、素人より飛ばなくなるほど大スランプに陥ったという。夜の練習場でコーチに見守られながら、黙々とスイングする宮里藍の姿があった。首をかしげ何球も打ち続ける。そしてある1球を打ったとき涙顔になりコーチの胸で泣いた。ナレータは納得できるスイングできたからと解説していた。たった1球、1スイングで自信をとりもどさせたというのか?そんな繊細で推し量ることのできない領域があるのだろうかと感心する。辛くても苦しくてもインタビューでは「収穫はあった」「一つ前進できた」と前向きな言葉でしめくくる。マラソンの高橋さんもそうだったけど比劫タイプらしさがでています。衰運を乗り越えて技術面、メンタル面、環境のなれ等など、ますます大きく成長する宮里選手の今後の活躍が楽しみです。