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木嶋佳苗容疑者を鑑定



木嶋命式報道によれば結カツ詐欺師、木嶋佳苗の周辺で次々と不審な死が浮かび上がる。少なくとも佳苗の知人男性6名が火災や練炭などの不審死を遂げていることが判明している。それ以外にも詐欺を重ね、被害総額は約1億円に及ぶという。決してキレイとは言い難い女性に金品を巻き上げられ後、不審死を遂げた男たちは、いったい何に魅かれたのであろうか。
祖父は司法書士事務所を営み、三期にわたって町議会議長を務めた人物、祖父の事務所で働く父親とピアノ講師だった母親との間に、四人兄弟の長女として生れた。
母親の姉妹もピアノの先生、父親もクラシックが好き、佳苗をはじめ長男、次女、三女も当然のようにピアノを習っていた。上京後、「ピアノ講師」を名乗り旅先のホテルで華麗にピアノを演奏してみせたという。父親の影響で料理も上手だった。家庭内は厳格、母親は家にテレビをおかないぐらい教育熱心だったらしい。教育の甲斐があってか中学校に進むと佳苗は順調に成績を伸ばした。
                         
木嶋佳苗授業中、一人だけ高校のドリルをやっていた、先生も黙認、特別扱いだったとーらしい。小学校時代から町の読書感想文コンクールでたびたび賞を取り、中学二年時は最優秀賞を受賞。町の広報誌に名前が載ったのも一度や二度ではなかった。高校に入ると国語や音楽以外にも家庭科を得意とした。家庭科の実習の時間、苦手な人がいると「私がやってあげるよ」といってさっさとやってくれる姉御肌という面倒見のよさがあったとの同級生の証言もある。一方でクラス文集ののアンケートコーナーで、佳苗は次の項目で一位を獲得したのだった。〈アダルトビデオに出そうな人〉、〈金持ちになりそうな人〉〈秘密をもっていそうな人〉。卒業文集に将来像を〈私は、温かい家庭を築くのが夢です。専業主婦になって、だんな様に尽くす素敵な奥さんになるんだもん〉とあった。素朴な幸せを求めたはずの心はどこで変貌していったのでしょう。

 

 

 

 

 

 

木嶋命式
運勢鑑定上から検証すれば、なるほどなるほどと頷けるものがあります。日干壬、亥月生まれで月令をえて強く、食神星2つ、傷官星1つの比劫-食傷タイプ。




木嶋大運もともと食傷星が強い命式の人は規則に縛られるのを嫌う。組織の一員として歩調を合わしていくのが苦手。四柱推命の解説本の中には食傷星の多い命式を極端に悪く書いてるものがあります。確かに食傷星は官星(規律、地位、名誉)を剋す星ですから偏りがあればきれいな命式とは言えないのです。多くの人は安全、安定を求ていくものだが、食傷星が偏った人は平凡、単調なリズムを嫌い、結果的に集団からはずれ一匹狼的に生きる傾向があるのです。そこへ比劫星が強い命式になると独自性を発揮し、協調性を必要としないところでの仕事で成功を収めている人も少なくありません。努力型というより才気のひらめきで道を切り開いていくタイプと言えるでしょう。それだけに平凡な才知の人に対しては批判精神がでてきたり、見下すような傲慢な態度にでやすい資質とも言えるのです。女命では官星は男性を表わしますから、食傷星の偏っている女性は結婚しても離婚しやすいとみるのです。36歳から大運が上昇するのに獄中の中ではなんともいたしがたいものだ。



コメント

私の研究では犯罪の種類が、性格タイプ別によって分類されるという結果がでています。木嶋容疑者の罪状は今のところ結婚詐欺容疑だが、調べが進めば殺人容疑も加わってくるだろう思われる。詐欺殺人容疑が絡む事件といえば、思い出すのは1981年に起きた「ロス疑惑事件」、また1998年に起きた「カレー砒素混入事件」 、前者は米国ロスアンゼルスで雑貨輸入会社、三浦和義社長の夫人の一美さんが何者かによって銃撃された、週刊文春の特集「疑惑の銃弾」によって保険金詐欺事件ではないかと報道され、加熱に世間の注目を浴びた事件である。一美さん殴打事件」では、ロスのホテルで元女優矢沢美智子(当時24歳)を使って一美さんをハンマーで襲わせたとして、「殴打事件」では6年の服役を務める。「銃撃事件」では無罪を勝ち取ったが、2008年2月、米自治領サイパンで逮捕され、事件発生地で三浦元社長が自殺する衝撃の結末を迎えたのである。後者の事件は夏祭りで、カレーを食べた67人が腹痛や吐き気を訴え、うち4人が死亡た事件だが、容疑者て浮かんだ林眞須美は知人男性に対する殺人未遂保険金詐欺の容疑でも逮捕されている。三浦氏も林眞須美被告も性格タイプが木嶋佳苗と同じ比劫-食傷タイプなのである。それに世間を震撼させた地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教教祖・麻原彰晃(松本智津夫)も同じ比劫-食傷タイプでした。
食傷星の偏った人が起こす事件は、生活に困り罪を犯したというケースは少なく、平凡、単調なリズムから抜け出すかのような犯罪が多く、ことがばれなければ次第に大胆になる行動様式をとる傾向があるようです。食傷星が偏る命式の人が注意しなければいけないことは、自己を戒める理性を養うこと、また、他人を見下すようなおごりをもたないことと言えるでしょう。お断りしておきますが比劫-食傷タイプの人が必ず、このような犯罪を起こすということではありません。潜在的な資質を学問的に解いているのです。すでに木嶋佳苗容疑者と同じ結婚詐欺、殺人容疑が疑われる上田美由紀という人物がマスコミにとりあげられるようになってきた。生まれ年は木嶋容疑者と同じとわかっているが、はっきりした生年月日がわかり次第、運勢的に検証したいと考えている。







市橋容疑者を鑑定する


平成19年3月26日千葉県市川市のマンションで英国人の英会話講師、リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=が他殺体で発見され、死体遺棄容疑で全国に指名手配されている市橋達也容疑者=当時(28)が逃亡中に整形手術を行っていたことが判明した。                         市原容疑者
下唇を薄く、一重を二重に、つり上がっていたまゆを下がり気味に、左ほおにあった二つのほくろを消去していた。10月古屋市内で鼻を3ミリ高くしようとする整形前の写真が公開されたのである。美しくなるとはあきらかに違う逃亡のための決死の変貌も結局は水の泡となり、いよいよ追い詰められた。

 

 

 



市橋命式


では運勢上から検証してみましょう。
生れ時が分らないので絶対とはいえないが五行も揃い、なかなかよい命式をしています。気になることは月柱が通根していない、また年、月の神殺星に囚獄(命式の見方その6を参照)があること。馬鹿な過ちを犯さなければ成功を収め得ることができる命式と言えるのです。

市橋大運大運も高い。条件的に不足のない運勢をしているにもかかわらず、何てもったいない人生にしてしまったのか。
同じように整形手術をしながら15年も逃亡した福田和子も大運が高かったのを思いだします。

 

 

 

 

 

 

 

 



 


 

福田命式1982年8月19日同僚の美人ホステスを殺害後、彼女の現金、預金通帳はじめ家財道具の全てを持ち出しマンションに運ぶ。捜査の手が和子に伸びる、昭和57年8月24日逃亡劇がはじまる。時効成立3週間前に逮捕される。偏官、正官と男性の星が多い命式です。

福田大運


事件を起こした1982年の運勢はよくなく、フォーチュン四柱推命運勢鑑定表」ではそれを暗示するかのような説明文章がありました。逮捕までの15年近くの5459日間、日本各地を転々としていた福田だが、潜伏生活の中で最も大胆だったのは石川県根上町(現在は市町村合併により能美市)の和菓子屋の後妻(入籍はしておらず、事実上の内縁関係)の座に納まっていたことである。その店には、当時星稜高等学校の高校生だった松井秀喜も客としてよく菓子を買いに来ており、逮捕後のインタビューで「きれいで愛想のいい奥さんだった」と語っている。
あまりに結婚を渋る福田の態度に不審を抱いた親戚が石川県警察に通報し、警察は福田の逮捕に向かう。しかし当日、近所の葬式の手伝いに出掛けていた福田は警察の行動を素早く察知し、咄嗟の判断で近くにあった自転車に乗り逃走。これにより、逮捕は失敗する。このとき、警察は福田が整形手術を行っていたことを初めて知り、この事実は当時の週刊誌でも取り上げられた。その後は愛知県内でモーテルの客室清掃員などもしていたらしいが、詳しい足取りは不明である。逮捕後の供述では、大阪を拠点に近畿地方・中国地方・北陸地方などの料理店などを転々としていたとしている。命式通り男性を渡り歩いてドラマのような逃亡劇を演じたのである。福田和子も事件さえ起こさなければ十分幸せを掴めるチャンスは幾度も訪れていたと言えるのです。(強盗殺人罪で無期懲役の判決、2005年3月10日死亡、死因は脳梗塞、満57歳)


コメント

このブログの作成中に新たなニュースが飛び込んできた。2008年8月から2009年10月11日まで、大阪府茨木市内の建設会社で土木作業員として働いていたという。公開された写真を見て、同社関係者が大阪府警に通報して判ったとのこと。気づかれずに潜伏していても心理的に追い詰められ鼻の整形にいたったことが、結果的に足がついて逃げ場をなくしました。運勢的にいえば大きく花開く可能性をもつ資質を使わないまま、人生を棒に振ったとしかいいようがありません。想像するにきっと疲れきっていることでしょう、観念して罪を償う道を選び、心身を法の裁きにゆだねるべきです。