10月4日、元財務大臣中川昭一氏、急死のニュースに驚きました。心からご冥福をお祈り申し上げます。今年2月17日、G7閉幕後の「もうろう会見」の映像が流れ、すぐにフォーチュン四柱推命運勢鑑定表」で検証をしたものです。まさに運勢通りに生きてしまったと思ったものです。易学の関係者からも「四柱推命学はやっぱり、すごい。一般の人にも知ってもらう題材にしてみてはどうか」とのご意見がありましたが、人の失敗をそれみたことかのごとくブログで公表するのはどんなものかとためらい結局、控えることにしました。今回、中川氏の死が自殺ではなかったという報道を受け、誰かのためになる教材例なら積極的に照会していこうという本来の目的から逸脱していないと考え、あらためて検証する次第であります。
日干五行金からそれぞれの五行の個数と重み(%)を表わしています。四柱推命を学んでいる方、また、いつもブログを観て頂いている方には、この時点でよい五行、よくない五行はお解かりいただけると思います。
フォーチュン四柱推命運勢鑑定表」の中の命式の説明その2を抜粋しました。
自分の五行から数えて五番目の五行が偏っている印星タイプです。(カテゴリ政治家、小沢一郎のコメントを参照)
自分五行プラスそれに力を与える五行対他の五行の対比で自分の強さを表わす身旺身弱点では8.68となかなか強い点数にになっています。しかし、生じる力によっての強さだけに強気のなかに弱気な面をもつ性格なのです。
よい五行水が旺盛になる冬に巡ってはいるのですが、偏る五行土は季節の間に旺盛になるため大運ランクは財務、金融大臣になった54歳から低くなっています。
2008年、2009年の運気は低迷運です。もし中川氏がフォーチュンの運勢文を読んでいたとしたら、このような悲しい結末を迎えることはなかったといえるぐらい、ズバリ運勢を予測し、それに対するアドバイスがなされていたのです。
低迷運に加え行運暗示に冲(月)がでています、本当に用心しなければならない年だったのです。
【冲の意味は命式の見方その4を参照】
コメント
大失態会見の映像が世界に配信されてしまった。自民党逆風の一因といわれる中、選挙に臨んだ「皆様のため、日本のために断酒をする」と何と間の抜けた演説をしているのだろうと思ったものだ。選挙に敗れた直後はかなり落ち込み、親しい議員に政治家を辞めると胸のうちを明かしていたとのこと。諌められ、励まされ保守再生に頑張ろうという気持ちになったと報道されている。中川氏の死去にあたってどこか子供っぽさを残すお坊ちゃまのイメージが焼きついたまま、あらためて人間像を調べてみた。いくら調べても中川氏の評判は悪くない、逆に皆に愛されているのが伺える評価ばかり。生前、しきりに父を意識する話をしていたそうだ。「父が亡くなった57歳に近づいて、死を意識するようになった、57歳で死ぬんじゃないかな」などと語っていたそうです。確かに男子は父の死の年齢を意識する人が多いのは確か、本能のようなものである聞く。たったひとつのチョンボが緩慢(かんまん)な自殺ともいえる死につながってしまった。では運勢上ではどうかと言えば推命家であれば返す返すも残念に思う案件である。それは暗転を予知させる悪い材料が重なっていたからです。政治家や事業家は顧問鑑定士に運勢をみてもらっているとよく聞く、もし中川氏が推命家とのつながりがあったら、きっとた適切なアドバイスを受け、悪い機運をうまく乗り切ることができたのではないかと思う次第である。