日別アーカイブ: 2013年3月6日

四柱推命 方位の吉凶

img399九星気学では、生まれ年の本命星(一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星)と、毎年巡る九星との位置関係で吉凶を占っています。
年の九星を基本盤中央に置き、本命星がどの位置にあるかによって吉凶を占う占術であり、一見不規則な配列で神秘的と思わせるが、一定のパターンが判れば簡単に覚えられる占術であると言えます。
占術の専家ではない一般の人でも導き出せるため、ポピュラーな占術として広がったといえるのです。
同年生まれが同じ運勢になるよう占術は、論ずるまでもなく六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)と同様、個人の運勢の吉凶の目安にもならないばかりか、かえって間違いを起こす元凶になりかねないと断ずるところであります。
では、四柱推命での吉凶方位はどのように判断するのか、生年月日時から割り出した干支の五行の個数と重み(%)から、個々の方位の吉凶が導きだすのです。
それだけに、個々によって吉凶方位は違い、吉凶の数にも違いがでてくるのです。運気は大局的な運勢、そして年運によって運気は変わってきますが、方位の吉凶は宿命的なものです。
たとえば、向日葵は夏に開花します、季節は夏、よい方向は南方になるのです。それが年によってよい方向が北になったり東になったりすることはありません。
十二支方位五行に偏りのない命式であれば、吉方向が多くある結果となってくるのです。ただし、空亡の方向は大凶となります。
よい五行(用神)が
木ならば東方
火ならば南方
土ならば南方及び土が〇印方向
金ならば西方
水ならば北方
が吉方となるのです。
偏りのない五行の命式であれば、どの方向もよいという結果がでてくるでしょう。
移転する方向が吉方でなければ、凶災の影響を受けないためにも、移りたい所からよい方向の方位となる所に2 ヵ月以上、寝泊りして根をはやしてから移転すればよいのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
推命命式
 
 
では例ををあげて説明いたしましょう。
左の命式をみれば日干庚ー酉月生まれ、月令を得ての強い日干です。
空亡は戌、亥です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
推命五行
 
五行の相剋図は左記ようになります。
よい五行は火、木です。
太過している自分の五行金を直接剋し力を弱めさす火、また剋しにくる力に対抗し
エネルギーを消耗さす木が良い作用をするのです、ちなみに土は偏った五行に力
を与えますから間接的によくない五行と言えます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
推命方位の吉凶
 
 
 
 
 
まず、空亡戌、亥の方位は大凶になることは、抑えておいておいて下さい。
偏る五行金が旺盛となる。
申、酉、戌は凶となりますが、戌はすでに大凶ですので申、酉だけが凶となります。
そして、よい五行である火が旺盛になる巳、午、未の方位は大吉。
それに、よい五行木が旺盛になる寅、卯、辰の方位が中吉となるのです。
このように個々の命式により吉凶方位が違ってきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コメント
 
九星気学は一日講習を受ければ大体の人は手法が分る規則化された占術だからプログラムを組める人なら、簡単にコンピュータ化することができるでしょう。
占いの館などで、看板に四柱推命、九星気学の両方を掲げているところがある。専門家からみれば四柱推命の奥義が、まだわかっていません、とりあえず答えられる占術もありますよと言っているようなものだ。
昔、保険勧誘のおばちゃんが、相性のよい人をみてあげるといって九星気学を用いコミュニケーションのツールにしている人が多くいた。”生年月日を聞き出す”ことが目的だが人と接する仕事柄だけに占いをとりいれたのは、うまいやり方であると感心したことがある。簡単な占術でも人を引き寄せる力となり、それを実行した人は、保険の成績も抜きに出ていたと聞く、実際に幾人かのカップルをとりまとめた人がいるから、女子からも人気があった。
今から考えると本当の相性は別として、出会いが少ない時代に貴重な存在だったように思える。
ある知り合いの奥様が鑑定にこられ、主人が生死の狭間をさまよっているという。事情を聴けば喘息もちで仕事も一段落したので、一週間ぐらいの予定で入院をしたという。休養を兼ねて治療すれば、元気な体になるだろうと考えて行ったとのこ。それが入院して間もなく容体が急変したという。医者に聞いても原因はよくわからないと答えるだけで、元気に一人ででかけたのに、このような状態になるのは運勢的に何かあるのではないかと思ってこられたとのこと。
さっそく鑑定すると気になったのが入院した病院の方向が大凶にあたっていた。他の病院に移ることを提案するとともに、奥さんと地図を広げ別の病院を探した。転院してから2日後、奥様から、嘘のように元気になり、もう歩けるようになりましたと、お礼の電話があった。
方位の吉凶を気にするときは、ほとんどが移転するときですが、入院する病院の方向も気に留めておく必要があると言えるのです。
四柱推命は学問です、陰陽五行の理法で解き明かす、非常に論理的且つ超科学的学問です。
方位は運勢情報の一部ですが、自分自身の吉凶方位を知っておくのも、何かの時に役立つと思うところである。